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Posted by ミリタリーブログ at

2019年06月14日

ARES SOC SLR 分解

ARES SOC SLRを分解します。


後部のネジを2つ外しバットプレートを取り外します。



チークパッド後ろのネジを緩めて、ストック後部を取り外します。




本体側面のネジを4つ取り外し、アッパーレシーバーを取り外します。




スプリングと、ネジを1つ外し、ダミーボルトを取り外します。



ピンを2本抜き取り、メカボックスを取り出します。


メカボックスにARESとキンワの封印シールが張ってありました。




メカボックス後部のマイナスネジを外し、六角レンチを差込み、押し込みながら回すと
スプリングガイドが外れます。


側面のネジを外してメカボックスを開けました。
グリスが大量に塗られていました。
タペットプレート、シリンダーヘッドは専用品のようです。
セクターギアにカットオフ検知用の磁石が取り付けられています。


ノズル長は21.2mm。



メカボックスを取り外したあとにそのままインナーバレルが取り外せます。


インナーバレル長はなんと670mm。



ホップ構造は普通ですが、プラスチックのパーツで直接押すようになっています。



この銃は電子トリガーが標準装備されており、
ロアレシーバーに電子回路、メカボックスに磁気センサーが取り付けられています。




本体後方のネジ2つを外すと電子回路を取り外せます。





マイコン:STM 8S003F3P6
レギュレーター:HT7133
駆動FET:83S3G ×2
ブレーキFET:65P03


動作はトリガーが押された後に磁気センサーが磁石を検知するとブレーキが掛かりモーターが停止します。


磁気センサーが一定時間磁石を検知しないとモーターが停止します。
5回連続で感知しないとトリガーを押しても動かなくなります。  
タグ :ARESSOC SLR

Posted by 名無しのナナシ at 23:54Comments(1)エアガン整備エアガン

2019年02月11日

M1918の修理その2

前回のM1918の修理のつづき。
出来たロウ原型から石膏型を作ります。


使うのはアマゾンで売っていたノリタケ 鋳造用石膏 (G-2)。
これに水を加えて攪拌し、型に流し込みます。
水の量は、石膏の量(g)×混水量(%)で、この石膏の混水量は46~50%なので
1kgに対して水を460~500ml入れます。



水を加えた石膏にロウ原型を沈めます。
ロウが石膏より比重が軽いので浮いてこなくなるまで上から押さえておきます。
1日ほど置いて固まったら枠を外し、湯口を広げます。



鋳造をする前に石膏を250℃で乾燥させる必要があるので、コンベクションオーブンを用意しました。


オーブンを予熱してから、温度を250℃に設定し、完全に乾燥するまで加熱します。
このときロウ原型も揮発して無くなります。
注意 とても臭いがきついので十分に換気してください。



いよいよ鋳造を行います。
アマゾンで買ってきた亜鉛合金に、ルツボとして100均に売ってあったステンレスのカップを使います。



七輪に木炭を入れて火を起こします。



亜鉛合金を入れたカップを火に掛けて中が溶けるまで加熱します。
この亜鉛合金の融点は500℃程度なので割りと簡単に溶けました。



溶けた亜鉛合金を石膏型に流し込み、冷えてから型を破壊して取り出します。


余分な部分を削って元のパーツと見比べてみました。
表面が粗いですがちゃんと出来ているようです。



重量は元のパーツが109g、作ったものが105g。


本体に取り付けられるようにタップを立てます。
タップはM3×0.5ピッチのものです。



肉盛りした部分が邪魔してアウターバレルが奥まで入らなかったので
アウターバレル側を削りました。



アウターバレルを取り付けるためのタップを立てて完成。
何とか元通りにできました。  

Posted by 名無しのナナシ at 20:14Comments(1)エアガン整備エアガン

2019年02月11日

M1918の修理その1

M1918を壊してしまいました。



うっかり落としたときにチャンバーブロックが真っ二つ。
普通ならパーツ交換すれば良いのですが、
この銃はパーツが売っていません。


エポキシ接着剤でくっつけてみましたが、重いアウターバレルを支えるには強度が不足しています。
つまり修理不可能、この銃は廃棄処分になってしまいます。
それでは困るのでなんとかします。

どうするかというと、壊れたパーツを元に複製します。
具体的には、
壊れたパーツをシリコンで型取り

シリコン型でロウ原型を作成

ロストワックス法で石膏型を作成

亜鉛合金で鋳造

仕上げ、タップ立て

完成

今回はロウ原型を作るところまでいきます。



紙コップを枠に使ってシリコンを流し込みます。
シリコン型は上下で分割するので、半分は粘土で埋めておきます。


シリコンを流し込む前に剥離剤を塗ります。


今回使ったシリコンはA材とB材を同量混ぜるタイプです。


剥離剤が乾いた後、シリコンを流し込みます。



シリコンが固まったら裏返して、粘土を取り除きます。


ロウを流し込む湯口を付けてみましたが、この形では型からそのまま抜き取ることが出来ませんでした。
剥離剤を塗って枠を取り付け、再びシリコンを流し込みます。



シリコンが固まったら枠から外し、型を割り、原型を取り外します。


流し込むロウは100均に売ってあった仏壇用のものです。



湯煎で溶かして型に流し込みます。
流し込んだらすぐに揺すって空気を抜きます。


型から取り外し、バリを取り、別に作った湯口を取り付けてロウ原型は完成です。
次回は鋳造をします。  

Posted by 名無しのナナシ at 01:27Comments(0)エアガン整備エアガン

2018年05月06日

A&K M1ガーランド 分解

A&K M1ガーランドを分解します。
他社のM1やM14と作りが少々異なります。

まずフロント周りを分解します。


フロントサイト後ろの六角ねじを緩めてフロントサイトを横にずらして外します。


フロントサイト下にあるイモネジを緩めてガスブロックを引き出します。


ガスブロックを引き出せばハンドガードを外せます。


マガジンハウジング?下のネジを外します。


ストックからレシーバーを前に引き出します
次はレシーバーからメカボックスを取り出します。


アウターバレルに付いているチャージングハンドル基部のネジを外します。


チャージングハンドルとボルトカバーをレシーバーから取り外します。







レシーバー下前方2本、後方1本、側面2本のネジ、1本のピンを外します。


ロアレシーバーを前に引き出します。
マガジンキャッチを押さえながら引き出しましょう。


メカボックスを後ろに引き出します。

メカボックスの前にバレル周りを分解します。


バレル基部のネジを外します。
アウターバレルはこのネジ1本で取り付けられており、少しガタがあります。


レシーバーからアウターバレルを引き抜きます。


バレル基部のネジを外します。
バレル基部はチャンバーと一体です。


ホップダイヤルを後ろに引き抜き、Oリングを外します。


バレル基部を分割し、アウターバレルからインナーバレルを引き出します。


インナーバレルの長さは589mm。
ちょっと長すぎですね。


ホップパッキンはV型になっています。
ゴムはマルイ純正に比べて硬めで、ホップの構造は同社のミニミ等と同じです。
改善した方が良いでしょう。

メカボックスを分解します。
基本的にM14と同じです。






メカボックス側面に付いている部品を外します。


メカボックス後ろのネジを外してモーターを外します。






メカボックス後ろの-ネジを外し、ピストンガイドを六角レンチで押し込みながら回して外します。






メカボックスのネジ、クリップを外し、分割します。

外したパーツを見てみます。


シリンダー
初速抑制の為か加速スリットが開いています。
スタンダード電動ガンと互換があります。


タペットプレート
下の赤いのがM1ガーランド、上がM14、形が少し違いますが互換があります。


ノズル
上の赤いのがM1ガーランド、下がM14、長さが同じですが、
シリンダーヘッドのパイプの径が太いので、M14用を使う場合はシリンダーヘッドの交換が必要です。
次は使えるようにカスタムしていきます。  

Posted by 名無しのナナシ at 02:45Comments(2)エアガン整備エアガン

2016年01月02日

S&T M1903 分解、小改修

S&T M1903を分解して内部を確認します。



着剣ラグのネジを外し、スリングスイベルとともに前方にずらし、ハンドガードを取り外します。



側面前方の-ネジ左右1本、下側の-ネジ1本外してトリガーガードを外します。
側面後方のネジは飾りネジです。



これでストックから本体を外せます。



芋ネジ2つ外し、レシーバーとバレルを分離します。



ボルトリリースレバー、トリガーブロックを取り外し、シリンダーを抜き出します。



手持ちのL96シリンダーと比較。(下がL96)
シリンダー外径が22mmと同じでVSRより細い。
切り欠きはL96より後ろでシリンダー容量は大きい。VSRと同じか?
シリンダーヘッドはノズルの長さは短い、ネジピッチは細かく互換性なし。
ピストンは径が同じで全長が長い。長さはVSRと同じか?



コッキングハンドル付近を分解。
シリンダー後部はL96と全く異なります。



ピストンにはピストンカップが付いていましたが、
グリスを塗ると初速が落ちます。
ただ写真のようにOリングを取り付けることもできるようです。



これで組みなおしても初速は出ます。
今回はこれで行ってみます。



シリンダーヘッドにOリングを接着しておきました。

次はチャンバー付近を見てみます。



レンチを使ってアウターバレルを分割できます。



チャンバーブロックを外します。
このパーツには弾ポロを防ぐためのストッパーが付いています。
そのためマガジンを外しても弾が2発残ります。



ホップアジャスターを外しチャンバーを後ろに押し出します。



ホップはアジャスターが直接押す方式です。



チャンバーは4つのネジを外して分割します、



分割するとこんな感じです。
VSRに似ていますが、全く互換性はありません。



インナーバレルは電動ガンと同じで、VSRのものと異なります。



ホップパッキンも異なり、外の突起が無く、
外径は同じですが、入り口側の内径が小さくなっています。



ゴムの肉厚も違います。



インナーバレルに取り付けたときの位置も異なります。
このままでは取り付けができず、磨耗したときに困ります。



と言うことで入り口側を切り詰めて無理やり合わせます。
外の突起はそのまま使えます。



ホップパッキンの内径が大きくなった分はシリンダーヘッドのノズルの外径を太くします。
この熱収縮チューブを使います。



長さを合わせて、ライターであぶって収縮させたあと接着剤で固定します。


ホップアジャスターが貧弱で押さえ切れていないようなので、 針金とプラリペアで補強しました。


インナーバレルにシールテープを巻き、ガタ取りします。



初速が少し落ちたのでPDIのVSR細径スプリングを入れました。



初速はこんな感じです。



給弾不良が見られたのでマガジンを少し加工します。



ストッパーを削りました。
削りすぎてもプラリペアで補修可能です。

内部の補修はこんな感じです。
次は外装です。


ストックのお色直しをします。
紙やすりで表面をならします。



ワトコオイルのマホガニーを使います。



満遍なく塗りこんで、30分後にふき取り、1日乾燥させます。



仕上がりはこんな感じ。



スコープを取り付けます。
まずリアサイトを取り外し、マウントベースを取り付けます。



今回取り付けるのは密林に1000円で売ってあった、
外径が19mm、15mmマウントという謎スコープ。
普通なら使えないゴミですが、古い銃にはこの細さが合うかなと思って使ってみようと思います。



マウントが合うようにベースを削りました。



本体には元から開いているネジ穴で取り付けます。
削った箇所はつや消し黒の塗料でタッチアップします。



取り付けるとこんな感じ。



スコープを覗くとこんな感じ。

あとは実戦を待つのみです。  

Posted by 名無しのナナシ at 17:10Comments(3)エアガン整備エアガン

2015年01月12日

M14メカボックス分解整備

M14のメカボックス分解整備を行ないます。
M14の場合、メカボックス分解≒全分解なので、不用意に分解すると元に戻せなくなります。
初心者は「エアガン解体新書」などを参考に分解してください。



このM14はCAWのストックを付けています。
その場合、ガスシリンダーのネジを緩めて前にずらさないとストックが外せません。
純正ストックの場合は必要ありません。
その後、あらゆるネジを外していきます。



見落としがちなのが、ボルトストップ裏のネジです。
シャフトを抜く際、バネをなくさないよう注意しましょう。



すべて分解した後です。
小さいネジが多いので無くさない様にしましょう。
メカボックスの分解時にスプリングを飛ばしたり、
タペットプレートを折らないように気をつけましょう。



今回はグリースアップのみの予定でしたが、ピストンが磨耗していたので、
持っていたピストンと交換します。
右が元のピストンです。
左はマルイのM16等のピストンですが、流用は可能のようです。



ピストンの歯は1つ削っておきます。



ピストンヘッドはライラクスのものを使っています。
純正の重りも入れて重量を増しています。



グリースアップして組み上げます。
ちなみに使用しているカスタムパーツは、
ライラクス    ピストンヘッド
ライラクス    スプリングガイド
ライラクス    シリンダーVer7 タイプA’
ライラクス    メタル軸受け
ライラクス    EGハードギアVer.7 強化ダブルトルクタイプ
FIRST      デュアルFET
キングアームズ 強化タペットプレート
マルイ      EG-1000Sモーター



タペットスプリングは、メカボックスを組んだ後に左側の穴から入れます。



スイッチ周りはこんな感じに組みます。



ドライバーで指しているところにベアリングとスプリングが入っています。
分解時に無くさないようにしましょう。
スイッチ周りを組んだら動作確認をしましょう。



ついでに長掛けホップのスピンシートを張り替えます。
ホップパッキンはM14専用ですが、ホップの突起を削ってしまえば、他のものも使えます。



チャンバーカラーは、穴が開いているほうを奥に入れます。



バレル周りを組んだ後に初速を測ります。
全部組んだ後に失敗していたら、またバラすことになります。
あとは残った部品をすべて組んで終わりです。

おまけ


ねんがんの レーションを てにいれたぞ!  

Posted by 名無しのナナシ at 21:17Comments(2)エアガン整備エアガン

2014年08月27日

SCAR-L給弾不良修理

マルイのSCAR-Lがまた給弾不良を起こしたので修理します。
マガジンとチャンバーは対処しているので、残りはタペットプレートが原因と思われます。



ということでマルイからタペットプレートを取り寄せました。
単価 378円 送料 140円
タペットプレートとノズルのセットで、スプリングは入ってません。
ノズルよりスプリングとセットの方が良いのですが。



上 使用済み
下 新品

わずかに磨耗が見られます。
これだけで給弾不良を起こすみたいですね。



タペットプレートを交換して給油してから組みなおしました。
試射して給弾不良が直ったことを確認しました。
また再発しないことを願います。  

Posted by 名無しのナナシ at 00:15Comments(0)エアガン整備エアガン

2014年05月26日

スコーピオン メンテナンス

電動ガンのスコーピオンを久しぶりにメンテします。



このスコーピオンは人生初の電動ガンで、約7年前に購入したものです。
1年以上前にカスタムするために分解して以降メンテしていませんでした。
そしてメカボをあけてみると、



ピストンヘッド欠けてるー!

PDIのピストンヘッドが欠けてました。
こいつにはPDIのスコーピオン90SPも組んでありますが、
どっちのせいでしょうか?
とりあえず純正ピストンヘッドに交換しました。
他のパーツは問題無さそうなのでグリースアップして組みなおしました。



組みなおした後の初速。
カスタムした直後は91m/s出ていました。
少し初速が落ちてますが、これで良いでしょう。  

Posted by 名無しのナナシ at 21:27Comments(0)エアガン整備エアガン

2013年07月15日

エアガンメンテナンス

今回整備する銃

SCAR-L
状態:初速がやや遅い、ボルトストップが掛からない、希に給弾不良を起こす。



スコーピオン
状態:逆ホップが掛かる。



まずSCAR-Lから
この前交換したチャンバーにバリがあるので磨きます。

磨く前



磨いた後



次にメカボックスを分解してグリースアップします。



ついでにFETの信号線が外れかかっていたのでハンダを付け直します。
ボルトストップの不具合の原因を探っていたら、



タペットプレートの一部が削れています。(写真では斜めになっているように見える。)
この部分にセカンドカットオフリンクが引っかかるようになっています。(原理等は下記ページを参照)
http://sag.militaryblog.jp/e125351.html

リンクの方をかさ上げしておきます。



ここまでの修理でボルトストップの不具合はそこそこ改善しましたが、初速は相変わらずです。
スプリングがヘタっている可能性が有ります。

次にスコーピオンの整備

中を確認したところバレルが回転してました。



ホップパッキンもかなり変形してました。
ホップパッキンを交換して終了。  
Posted by 名無しのナナシ at 18:25Comments(0)エアガン整備エアガン

2013年05月16日

銃の修理と新しい銃

昨日の話ですが、新しい銃が届きました。



これで冬場もバッチリだぜ!
それで本題ですが、今回はSCAR-Lの修理を行います。



BATTLE@2013"BATTLE@2013春の陣でスナマミレンになったSCAR-Lくん。
状態は、ストックロックボタンの破損と給弾不良です。



SCAR-Lではよくある、ストックロックボタンの破損、根元が欠けてます。
新品に交換します。



持ってて良かった予備部品。



次は給弾不良ですが、チャンバーが怪しいので分解します。



チャンバーを確認してみます。



かなり摩耗してますね。



今回は、イーグルフォースの次世代M4用のメタルチャンバーに交換します。
(先の銃はこれのおまけに購入。)
多分一緒のはずです。
交換する前にノーマルと比べてみましょう。 明らかに形が違います。 これは想定外ですね。 左右に余計なものがついているのと、 前側(画像下)に突起がついていません。 長さ、給弾口などは同じです。 もしかして、加工すればいけるんじゃないかな? ダメもとでチャレンジしてみます。 うまくいったらネタになるしね。  
Posted by 名無しのナナシ at 23:16Comments(0)エアガン整備エアガン